漫画「ベルセルク」作者・三浦建太郎さん 死去
中世ヨーロッパを舞台に剣と魔法の世界を描いたダーク・ファンタジー作品「ベルセルク」などを執筆したことで知られる、漫画家の三浦建太郎さんが5月6日の午後2時48分に亡くなっていたことを白泉社 ヤングアニマル編集部がベルセルク公式ツイッターで伝えました。急性大動脈解離のため亡くなりました。
ベルセルク公式Twitterが訃報を伝える
【三浦建太郎先生 ご逝去の報】
『ベルセルク』の作者である三浦建太郎先生が、2021年5月6日、急性大動脈解離のため、ご逝去されました。三浦先生の画業に最大の敬意と感謝を表しますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします。
2021年5月20日 株式会社白泉社 ヤングアニマル編集部 pic.twitter.com/baBBo4J2kL— ベルセルク公式ツイッター (@berserk_project) May 20, 2021
三浦建太郎への弔いコメント
三浦建太郎さんが亡くなった事を受けてTwitterでは漫画家の方々が思い思いのコメントを残しています。
ベルセルクは現在進行形の青春時代。この歳になっても単行本の発売日にワクワクしながら買いに行く。悲しくて放心状態。三浦先生のご冥福をお祈りします。
— 真島ヒロ (@hiro_mashima) May 20, 2021
「フェアリーテイル」作者 真島ヒロ
三浦建太郎先生のご冥福をお祈りいたします。https://t.co/LM2z1Vk4GD
三浦先生は「ネギま」の綾瀬夕映がお好きで、夕映がエロピンチになると興奮のあまりFAXを送って下さったり、ネギまの瀬流彦(せるひこ)先生に許諾を頂いたり、大変嬉しく思っておりました。
大ショックです・・・ pic.twitter.com/UBBxrfRUCx— 赤松 健 (@KenAkamatsu) May 20, 2021
「魔法先生ネギま!」作者 赤松 健
ベルセルク紹介
『ヤングアニマル』誌の前身である『月刊アニマルハウス』1989年10月号より不定期に連載開始。その後、ヤングアニマルにて20年以上に渡って長期連載が続く。ただし連載は休載する事も多く、その期間が年単位に渡ることもある。作者は休載期間中もマンガを描き続け過労に陥るほどの作業を続けており、掲載誌の巻末コメントで自身の体調に関する不安をたびたび述べ、「死ぬまでに頭の中を全て出せるのか」など完結に対する危惧を自ら語っている。
細部に渡って緻密に描き込まれた重厚な画に加え、長大な俯瞰とモブシーンの多用、主要キャラクターの内面と感情的な繋がりを表現するストーリー、壮大な世界観が特徴である。日本国内のみならず海外でも単行本が出版され、世界中でも支持を集めている。2002年には第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞し、2018年2月時点でシリーズ累計発行部数は4000万部を突破している。
他メディアへの展開としては、1997年に『剣風伝奇ベルセルク』と題してTVアニメ化(アニメ>テレビアニメ第1作を参照)。コンピューターゲームやトレーディングカードゲーム(#ゲームを参照)、劇場動画、登場人物の立体造形物、登場物品などを含む物品販売などが行われている。2011年、ベルセルクのすべての物語を映像化することを目的とした「ベルセルク・サーガプロジェクト」の一環で『黄金時代編』を3部構成の劇場アニメとして製作することが発表され、2012年から2013年にかけて随時公開された(アニメ>劇場アニメを参照)。
映画3部作完結後は暫く動きが無かったが、2015年12月25日の夕刻(日没後)、「アニメ新プロジェクト」が立ち上がり、2016年2月、「TVアニメ」として同年7月から同年9月まで放送(アニメ>テレビアニメ第2作を参照)。翌2017年4月から6月まで第2期「次篇」を放送した。
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