あの人気番組「お笑いマンガ道場」が27年ぶりに新メンバーになって復活!

27年ぶりに「お笑いマンガ道場」がネット番組として復活!

お笑いマンガ道場© Natasha, Inc. All Rights Reserved.

1976年から1994年まで、約20年にわたって放送されていた超人気大喜利番組「お笑いマンガ道場」(中京テレビ・日本テレビ系)。この「お笑いマンガ道場」がYouTube番組として復活することが分かった。番組タイトルは「復活!令和もお笑いマンガ道場」で、8月上旬に配信が開始される。

かつての「お笑いマンガ道場」とは?

今回復活する「お笑いマンガ道場」という番組は、昭和~平成初期にかけての人気番組だ。若い世代、特に20代以下にはもはや馴染みのない番組と言ってもいいであろう。

そこで今回復活する当番組を世代問わず楽しむために、かつて驚異的な人気を博した当番組がどういった番組だったのかを解説していこうと思う。

どういった番組だったのか

「お笑いマンガ道場」は、日本テレビ系で放送された中京テレビ製作のマンガ大喜利バラエティ番組である。製作局の中京テレビでは1976年4月11日から1994年3月27日まで放送された。

当初は中京広域圏を対象としたローカル番組であったが、後に全国ネットで放送されるようになり、人気番組の仲間入りを果たした。また毎年正月には「初笑いマンガ道場」の題名で特番が放送された。

当時のお笑いマンガ道場Copyright © CyberAgent, Inc. All Rights Reserved

番組の基本的な構成

「お笑いマンガ道場」の基本的な番組構成として、番組1本分で基本的に3つのコーナー(各問題が「○回戦」とされる)があり、大喜利を競った。それに加えておまけコーナー等がある形で構成されていた。

司会から「お題」と例題のマンガを発表された後に、出演者がフリップボードに黒と赤のマジックペンや、道具等を使用しながらマンガを描く。そして、描き上がったら挙手をしてその大喜利の回答を発表する。この1連の流れが基本的な形式であった。

番組後半には、司会者がもっとも面白いと思った回答を描いた人にポイントが加算されるコーナーもあった。放送回によってはこの基本システムが崩れ、コーナー構成が1-2回戦だけの時や4回戦があったりする時もあったようだ。

人気だった3つのコーナー

基本的に3つのコーナーで大喜利をしていったと書いたが、毎週同じコーナーがあったわけではなく、毎週様々なコーナーで大喜利をしていた。その数々のコーナーの中から代表的なものを紹介していこうと思う。

1. ひらめきスピードマンガ

毎回あるテーマが与えられ、頭に「○(ひらがな1文字)」がつくものをみんなで黒のマジックペンを用いて1枚のボードに描き上げる問題。例えば、長いもので頭に「す」がつくもの、などが実際に出題された。描いたイラストの内容が良ければアシスタントからレイを贈呈される。また、そのレイをかけている状態で内容が悪いイラストを描くと、司会者から没収されてしまうルールの回もあった。

2. ダジャレマンガ

テーマの項目(地名、国名、食べ物など)を使って、ダジャレのマンガで発表する問題。ダジャレの判定については、面白くて内容が良ければ「ピンポン」とが鳴るが、内容が悪くて面白くなければ「ブー」と鳴る。一時期はボードに貼られた似顔絵の数を競う形式の「ダジャレ・パネルマッチ」や、後述する替え歌マンガの要素を取り入れた形式の「ダジャレのど自慢」等の派生コーナーも行われていた。食べ物のお題の時はチャイムが鳴るとダジャレに使用した料理を食べることが可能な回もあった。

3. 恐怖のしりとりマンガ

徐々に膨らんでゆく風船が自分の出番で破裂しないように気を付けて、テーマの内容に沿って「しりとり」でマンガを描いていくゲーム。初期はボードに付いた風船が破裂すれば終了だった。しかしのちに、風船が付いたバトンを持ちながらマンガを描き、描き終わったらバトンを次の回答者に渡す形式へ変更された。

4. 大変だ!シリーズ

番組後期の第3回戦でよく行われていたコーナー。まずゲスト回答者とは別のゲストと、回答者がさまざまなシチュエーションで「大変な出来事」のやり取りを行う。その後回答者がオチをマンガで発表するといったゲーム。ゲスト回答者とは別のゲストは主に劇団東京ヴォードヴィルショー所属の若手俳優が多かったようだ。

5. 素人マンガ道場

視聴者の投稿の中からレギュラー回答者である漫画家が厳正に審査して選んだ5つの入選作を、司会者が1つずつ紹介していくコーナー。漫画家たちが描き方や場面構成等の添削指導を行う。そして、入選作の中から1作品「アイデア賞」を決定し、選ばれると記念品または賞金が贈られた。このコーナーは番組中期に終了している。

当時の司会者・レギュラーメンバー

当時の番組の司会者やレギュラーメンバーに誰が出演していたのかも紹介したい。

初代司会者は落語家の桂米丸氏であったが、番組発足1年後からはフリーアナウンサーの柏村武昭氏が2代目司会者となる。狛村氏は最終回まで17年にわたって司会を担当し、復活版でも司会を務める。

レギュラー回答者として、漫画家では富永一朗氏、鈴木義司氏、島本和彦氏が出演。島本氏は復活版でもレギュラーを務める。

タレントでは車だん吉氏が初回からレギュラーを務め、復活版でもレギュラー回答者として参加する予定だ。女性レギュラーは4代にわたって引き継がれている。

初代女性レギュラーは元アイドルのエバ氏。2代目はアイドル歌手の秋ひとみ氏。3代目には女優の川島なお美氏。4代目は女優の森山祐子氏が務めた。

マスコットキャラクター

当時の「お笑いマンガ道場」にはマスコットキャラクターが存在した。女性レギュラーが2代目の秋氏になった頃から番組終了時まで、2体のキャラクターが登場している。

そのうちの1体が「マガドン」である。アダムスキー型のUFOに顔と手が付いた姿で、オープニングのアニメや女性アシスタントが着用するシャツの絵柄等として登場した。

最初は名前がなかったが、視聴者からの公募により「マガドン」と命名されている。

もう1体が番組後期に登場した2代目マスコットの「りゅうのすけ」である。サスペンダーの付いた緑色のズボンを着用するピンクのワニのキャラクターで、名前は先代と同じく視聴者公募作から選ばれた。

Tシャツなどに描かれるだけであったマガドンと違い、着ぐるみ姿で番組中にも登場し、ポンプで風船を膨らませる等のアシスタント業務を行う活動的なキャラクターだった。

気になる「復活!令和もお笑いマンガ道場」の詳細は?

さて、これまで「お笑いマンガ道場」について見てきたが、「復活!令和もお笑いマンガ道場」の方の詳細も気になってくる頃だろう。ここからは復活版の配信日やメンバーについて、現在出ている情報をチェックしていこうと思う。

配信日や配信チャンネルは?

番組の配信開始は先ほど伝えた通り2021年8月上旬である。中京テレビの公式Youtubeチャンネルで、全6回の配信を予定しており、各回毎週土曜17時に配信されるとのこと。まだ正式な配信日は確定されていないため、続報を待ちたいところだ。

復活版の司会者・レギュラーメンバーとは

先ほども少し触れたが、復活版でも司会は狛村武昭氏が担当するようだ。

狛村武昭©Yahoo Japan

新出演者として、中京テレビアナウンサーの磯貝初奈氏も狛村氏のサポート役として司会で参加する。レギュラー回答者に関しても先ほどお伝えした通り、車だん吉氏と島本和彦氏が「お笑いマンガ道場」から継続してレギュラーとなる。

新回答者としては、お笑い芸人の野生爆弾のくっきー!氏、ナイツの土屋伸之氏、タレントの重盛さと美氏が参加する。

復活版ではどんな企画が?

気になる復活版では企画などは、どういったテイストになるのか。

番組概要によると、かつての「お笑いマンガ道場」から、セットや世界観はそのままに、令和版として配信するようだ。当時の出演者である柏村武昭氏らに、マンガセンスあふれる新顔出演者が加わり、当時の良さを忠実に残した「新しいマンガ道場」を作っていくという。

コーナーなどについての詳細は不明だが、これに関しては番組開始を楽しみに待ちたいところだ。

「お笑いマンガ道場」まとめ

27年ぶりの復活で、司会者もそのまま続行。回答者だけが一新された形となる今回の番組。果たしてどうなってしまうのか気になって仕方ありません。筆者としては、野生爆弾のくっきー!さんがどのような回答をするのか、今から非常に楽しみです。

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