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「ゼルダの伝説」に9600万円の史上最高額がつけられる
今月9日、海外版ファミコンNES用ソフト「ゼルダの伝説(The Legend of Zelda)」の未開封品が競売にかけられた。すると、ゲームソフト史上最高額の87万ドル(約9600万円)で落札。米競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)が明らかにしたこのニュースに世界中が湧いた。
ヘリテージ・オークションズによると、これまでのゲームソフトの最高額は今年4月に落札された66万ドル(約7300万円)だった。ヘリテージ・オークションズは落札者の身元を明らかにしていない。
ゼルダの伝説はテレビゲーム史上最も重要なタイトルの一つで、任天堂(Nintendo)を代表する人気シリーズの一つでもある。
NES版『ゼルダの伝説』がゲームソフトのオークション最高額を更新して約9,600万円で落札!https://t.co/zTnjlqMvoN
— Game*Spark (@gamespark) July 10, 2021
レトロゲームは価格が高騰している
近年、昔を懐かしむコレクターの間でレトロゲームの人気が高まり、競売でレトロゲーム機やソフトの価格が高騰している。なぜレトロゲームが高く売れるのかと言えば、理由はその希少性にある。
レトロゲームはもう生産されることがなく、また、レトロゲームマニアと呼ばれる人々からも絶大な人気がある。そのため、そのレア度から、価格が高騰するのだとか。特に未開封品であれば、その価値は計り知れない。今回のように9600万円にまで跳ね上がってしまうこともあるのだ。
レトロゲーム市場が数年前と比べて明らかに高騰してるので積みゲーも積みプラも責められぬ( ˘ω˘)
— ペルソナヤマネコ@新装開店準備中 (@Fakepersona0) July 10, 2021
あのスーパーマリオも?現在オークションでの価格が話題に
今年4月に66万ドル(約7300万円)で落札されたゲームがあるという話をしたが、そのゲームというのは誰もが知る人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』である。マリオシリーズは、他にも競売で約1200万円や約1600万円がつけられたものもあるほど、人気の高いシリーズだ。
そして今月9日、またしてもマリオシリーズのゲームソフトが高値で競売にかけられていることが分かった。そのタイトルが『スーパーマリオ64』である。
『スーパーマリオ64』は、『スーパーマリオ』シリーズ初の3Dアクション。現在もRTA(リアルタイムアタック)などでファンが多いゲームである。この作品が今回、新品に近い状態で出品されており、レトロゲームの品質や状態を査定するWata Scaleでは、9.8という高評価を受けている。
現在の入札は約50万円から受け付けており、現在の価格は約1000万を超えている。このままどこまで値段が高騰してしまうのか。
おはようです☀️
未開封のスーパーマリオ64がオークションで1000万円以上で取引されてるようです😳
以前のスーパーマリオブラザーズは約7000万円とレトロゲームはもはや投資ですね( ̄▽ ̄;)
ポケカや遊戯王もそうですがもっと良い状態で取っておけと昔の私に言いたいです😆
本日も良い一日を🐾🌈
— ナカたぬき (@3CSs1v9vVWJ5oye) July 9, 2021
ヘリテージ・オークションズの見解は?
この競売についてヘリテージ・オークションズは次のようにコメント。「オークションサイトでは星5つ以下の状態のものしか知られていないため、このような良好な状態のコピーは貴重だ」と述べている。
また、ヘリテージ・オークションズのヴァラリエ・マクレキー氏は「マリオと任天堂の歴史だけでなく、ビデオゲーム界全体にとっても、このタイトルの重要性は語るまでもない。本作はマリオが初めて3Dの世界に登場した作品であり、Nintendo64のビデオゲームの中で最も売れた作品である。これに加えてこのコピーはWata Scaleでの高評価を記録している。コレクターが真に求めている賞品だ」と今回の価格高騰理由を熱く語った。
#HERITAGELIVE The finest example of this entry in the Super Mario series ever offered at #HeritageAuctions, Super Mario World, Wata 9.4 A+ Sealed [Made in Japan], SNES Nintendo 1991 USA soars to $360,000 in HA’s Video Games auction. https://t.co/muL6nKrkBb#SuperMarioWorld pic.twitter.com/NmwCnf58rq
— Heritage Auctions (@HeritageAuction) July 9, 2021
高額の値が付いたレトロゲームは他にもある?
今回のように1億円近くの価格がつけられるほどではないが、レトロゲームにはまだまだプレミアがついた、高価なものが存在する。その中でも、世界中で話題となった有名なものを、価格と理由と共に8つほど紹介したい。
プレミア価格ほどではないが高額で扱われているゲームソフト
レトロゲームにはまだまだ、上記のものほどではないが、一般的に売っていたら高いなと思われるものが数多くある。特に、ファミコンやネオジオのゲームソフトというのは高値が付きやすい傾向にあるようだ。
例えば、ファミコンソフト・バイナリィランドのカセットの色が金色のものは市場価格で50万円である。これは生産が100以下であるためこれほど高騰しているのだとか。
また、メガドライブのソフト・マキシマムカーネイジも23万円の価格がつけられている。スパイダーマンを主人公としたものだが、どうしてこれほど価格が高騰しているのかは不明だ。
そしてネオジオのソフト・ブレイジングスターやメタルスラッグXはそれぞれ、27万円、22万円の価格がつけられている。ネオジオのソフトは貴重で、レトロゲームの中でも特に値段が高く設定されている。特段希少性が高いメタルスラッグNGに至っては60万円の値が付けられているという。
9600万円の「ゼルダの伝説」?! 超高額なゲームソフトの実情
レトロゲームは、特に海外の方々に人気があるらしいですね。筆者が行ったことのある秋葉原のスーパーポテトというゲームショップでは、確かに外人さんをよく見かけました。まあ今後どこで人気が出るかはわかりませんが、これからはゲームの高騰を願って未開封でゲームを取っておくのもいいのかもしれませんね。