【ゲーム】9600万円の「ゼルダの伝説」?! 超高額なゲームソフトの実情【ソフト】

ゼルダの伝説 オークション アイキャッチ

「ゼルダの伝説」に9600万円の史上最高額がつけられる

今月9日、海外版ファミコンNES用ソフト「ゼルダの伝説(The Legend of Zelda)」の未開封品が競売にかけられた。すると、ゲームソフト史上最高額の87万ドル(約9600万円)で落札。米競売会社ヘリテージ・オークションズ(Heritage Auctions)が明らかにしたこのニュースに世界中が湧いた。

ヘリテージ・オークションズによると、これまでのゲームソフトの最高額は今年4月に落札された66万ドル(約7300万円)だった。ヘリテージ・オークションズは落札者の身元を明らかにしていない。

ゼルダの伝説はテレビゲーム史上最も重要なタイトルの一つで、任天堂(Nintendo)を代表する人気シリーズの一つでもある。

レトロゲームは価格が高騰している

近年、昔を懐かしむコレクターの間でレトロゲームの人気が高まり、競売でレトロゲーム機やソフトの価格が高騰している。なぜレトロゲームが高く売れるのかと言えば、理由はその希少性にある。

レトロゲームはもう生産されることがなく、また、レトロゲームマニアと呼ばれる人々からも絶大な人気がある。そのため、そのレア度から、価格が高騰するのだとか。特に未開封品であれば、その価値は計り知れない。今回のように9600万円にまで跳ね上がってしまうこともあるのだ。

あのスーパーマリオも?現在オークションでの価格が話題に

今年4月に66万ドル(約7300万円)で落札されたゲームがあるという話をしたが、そのゲームというのは誰もが知る人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』である。マリオシリーズは、他にも競売で約1200万円や約1600万円がつけられたものもあるほど、人気の高いシリーズだ。

そして今月9日、またしてもマリオシリーズのゲームソフトが高値で競売にかけられていることが分かった。そのタイトルが『スーパーマリオ64』である。

『スーパーマリオ64』は、『スーパーマリオ』シリーズ初の3Dアクション。現在もRTA(リアルタイムアタック)などでファンが多いゲームである。この作品が今回、新品に近い状態で出品されており、レトロゲームの品質や状態を査定するWata Scaleでは、9.8という高評価を受けている。

現在の入札は約50万円から受け付けており、現在の価格は約1000万を超えている。このままどこまで値段が高騰してしまうのか。

ヘリテージ・オークションズの見解は?

この競売についてヘリテージ・オークションズは次のようにコメント。「オークションサイトでは星5つ以下の状態のものしか知られていないため、このような良好な状態のコピーは貴重だ」と述べている。

また、ヘリテージ・オークションズのヴァラリエ・マクレキー氏は「マリオと任天堂の歴史だけでなく、ビデオゲーム界全体にとっても、このタイトルの重要性は語るまでもない。本作はマリオが初めて3Dの世界に登場した作品であり、Nintendo64のビデオゲームの中で最も売れた作品である。これに加えてこのコピーはWata Scaleでの高評価を記録している。コレクターが真に求めている賞品だ」と今回の価格高騰理由を熱く語った。

高額の値が付いたレトロゲームは他にもある?

今回のように1億円近くの価格がつけられるほどではないが、レトロゲームにはまだまだプレミアがついた、高価なものが存在する。その中でも、世界中で話題となった有名なものを、価格と理由と共に8つほど紹介したい。

クロノトリガー(海外版)4,965,000万円
海外版のスーパーファミコン「SNES」のソフトで、1995年にアメリカで発売。ダメージを受けやすい箱が無傷だったことが高値を付けた理由の1つだ。また、海外でも有名な鳥山明氏、坂口博信氏、堀地雄二氏、植松伸夫氏といったドリームメンバーが制作していたことも理由の1つになっている。

マイク タイソン・パンチアウト!!(海外版)5,200,000円
1987年にアメリカで発売された海外版ファミコン「NES」のソフト。高額な値段がついた理由として、未開封であること以外の理由は不明である。ただし、このゲームは後にソフトの名前を変更して再版されていることから、古いタイトルの方が希少となっている可能性がある。

ゼルダの伝説(海外版)5,200,000円
ゼルダの伝説(海外版)の後期生産品で、1987年に米国で発売された海外版ファミコン「NES」のソフトである。後期生産品だが任天堂のゲームのなかでも画期的なタイトルとして知られるゼルダシリーズの第1弾であること、未開封品であることなどが高値を付けた理由として挙げられる。

Nintendo World Championships 1990(グレー)5,459,784円
このゲームは1990年に開催された「Nintendo World Championships」のセミファイナリストにプレゼントされたNESのソフト。当時90本しか存在しないとされたソフトであるため、価格が高騰した。ソフトには複数のゲームが特殊に組み込まれており、スーパーマリオブラザーズやテトリスなどがある。

スタジアムイベント:ファミリーファンフィットネス 6,824532円
こちらは海外版ファミコン「NES」のソフト。リリース直後に任天堂がゲームの権利を取得し、名前を変更したことで希少価値が高くなっている。また、内部にオリジナル価格ステッカーが入っていることが確認できた珍しい品だったことも高値の要因となった。
ロックマン-カロライナコレクション(海外版)7,754,925円
ファーストリリース品で、裏面表記で悪役の「Dr.Wily」が「Dr.Wright」となっている点が、高値が付いた理由に挙げられる。
ポケットモンスターピカチュウ(海外版)8,068,000円
このゲームは初期生産の未開封ということで高額な落札価格となった。とくに、Wata Gamesから9.8Aと高ランク付けされた未開封品で、めったに市場に出回ることはないことも理由の一つであろう。

ポケットモンスター赤(海外版)8,686,000円
第1世代のポケモンゲームだが、未開封品を見つけ出すのは非常に困難な品としてコレクターの中では知られている。人気の高いポケモンに加えて初代のソフトであり、未開封である点などが高額な落札価格をたたき出した理由だ。

プレミア価格ほどではないが高額で扱われているゲームソフト

レトロゲームにはまだまだ、上記のものほどではないが、一般的に売っていたら高いなと思われるものが数多くある。特に、ファミコンやネオジオのゲームソフトというのは高値が付きやすい傾向にあるようだ。

例えば、ファミコンソフト・バイナリィランドのカセットの色が金色のものは市場価格で50万円である。これは生産が100以下であるためこれほど高騰しているのだとか。

また、メガドライブのソフト・マキシマムカーネイジも23万円の価格がつけられている。スパイダーマンを主人公としたものだが、どうしてこれほど価格が高騰しているのかは不明だ。

そしてネオジオのソフト・ブレイジングスターやメタルスラッグXはそれぞれ、27万円、22万円の価格がつけられている。ネオジオのソフトは貴重で、レトロゲームの中でも特に値段が高く設定されている。特段希少性が高いメタルスラッグNGに至っては60万円の値が付けられているという。

9600万円の「ゼルダの伝説」?! 超高額なゲームソフトの実情

レトロゲームは、特に海外の方々に人気があるらしいですね。筆者が行ったことのある秋葉原のスーパーポテトというゲームショップでは、確かに外人さんをよく見かけました。まあ今後どこで人気が出るかはわかりませんが、これからはゲームの高騰を願って未開封でゲームを取っておくのもいいのかもしれませんね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です