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現在急成長中のゲーミングプラットフォームとは?
© 2021 Roblox Corporation
コロナ禍で在宅の時間が増えたこともあり、ゲーミングプラットフォーム「Roblox(ロブロックス)」が現在急成長を遂げている。
ユーザーは去年の夏の段階で、月間1億6400万人、webサイト訪問数は7億9200万回を超え、総ダウンロード数は3億8300万にも上っている。
特に子供たちからの人気は絶大で、アメリカでは16歳未満の子供のうち約半数がプレイしているといわれている。また、日本の小学生の間でも流行を見せておりユーザー数が急速に増加している。今回はこの「Roblox」について深堀りしていこうと思う。
Robloxとは何か
© OPTAGE Inc.
Robloxとは、世界中で制作されたオリジナリティ溢れる無数のゲームを遊ぶことのできるゲーミングプラットフォームで、レゴブロックをモチーフにしたようなアバターが特徴的である。
また同サービスから提供されているRoblox Studioというゲーム制作プラットフォームでは、自分自身で3Dゲーム(縦・横・高さの立体的な3次元ゲーム)を作成して全世界のユーザーに対して共有することもできるため、ゲームを作りたい人・楽しみたい人、そのどちらからも人気を博している。特に欧米とアジアでの人気は非常に高い。
開発者は一体…
© 2021 Verizon Media Japan KK
そもそも「Roblox」は元々「DynaBlocks(ダイナブロックス)」という名前で2004年に作成されたものなのだが、このDynaBlocksは、共同創設者のDavid Baszucki(デイビット・バシュッキ)とErik Cassel(エリック・キャセル)の二人によって開発された。
ちなみにこのDynaBlocks は2005年にROBLOXに社名変更し、正式に2006年9月1日に立ち上げられた。
数々の賞も受賞?
このRobloxは数々の賞も受賞している。
例えば、主に米国や北米で発行されている事業主・中小企業向けの月刊誌であるInc.の、成長著しい米国企業のトップ500をランキング形式で発表する”Inc. 500″に2年連続でランクインしていたり、サンマテオ郡経済開発協会(SAMCEDA)(サムセダ)優秀賞や、San Francisco Business Times ‘Tech&Innovation Awardなども受賞している。
反人種差別・コロナ感染症への取り組み
Robloxでは、開発者のバシュッキと多くの常連ユーザーの人種差別に対する努力が有名で、彼らはジョージフロイド抗議とブラックライヴズマターへの支持を宣言している。
また、コロナ感染症に対しても2020年5月1日、Roblox Corp.がCOVID-19と戦っている慈善団体のために資金を集めるための仮想募金活動を発表したりなど、社会貢献も行っている。
Robloxでできることとは?
先ほどからRobloxについて説明してきているが、Robloxではいったい何ができるのか、詳しく見ていきたい。
Robloxはシンプルで、見た目はレゴブロックのような世界観のゲームであるが、単なるゲームアプリではなく、他のユーザーが作ったゲームをプレイしたり、自分自身でオリジナルゲームを開発・公開して他のユーザーにプレイしてもらうことができる。
後ほど解説するが、アイテムなどを購入してもらう、課金設定も可能だ。基本プレーは無料だが、月500円ほどのプレミアム会員に加入するとRoblox内の仮想通貨Robuxでアイテムやアバター衣装を購入することもできる。
どのようなゲームがある?
Robloxのアプリにはユーザーが制作した膨大な数のゲームがあるが、ゲームのジャンルは様々。
ロールプレイングからアドベンチャーゲーム・格闘ゲーム・障害物ゲーム・シミュレーションゲームなど、5000万を超えるゲームが存在する。その中でも人気のタイトルともなると、月間アクティブユーザー1000万人を超えるものもある。
また、ソーシャル機能が用意されており、友達をフレンドリストに登録することでオンライン上で同じゲームを一緒にプレイすることができる。このおかげで、コロナ禍でステイホームが推奨される現在、Robloxが子供たちにとって友達と遊べる大切な場所になっている。
話題のゲーム、お勧めのゲームを紹介!
Robloxは英語圏のユーザーが多く、説明が英語のものも多いため、言語を気にせずプレイできるものや、日本語対応のものを中心にいくつか紹介していく。
Robloxで収益化?!
Robloxは特徴として、「Roblox Studio(ロブロックス・スタジオ)」を使ったゲーム開発・配信ができることは先ほどから伝えてきているが、作ったゲームで収益化を図ることもできる。
Robloxでは、Robuxというゲーム内通貨でアイテムや特殊能力・アバターの衣装などを購入できるが、ゲーム開発者は、ゲームの中に課金ポイントを組み込むことでRobuxを集め収益化できるようになっているのだ。
現金化するためには、10万Robux以上を保持していることや13歳以上であること、Robloxのプレミアムユーザーであることが条件となっているが、自分でゲームを作って収益化することに魅力を感じるプレイヤーは多いようだ。
プログラミング教育でも話題!
先ほどRobloxではゲームを開発することができると話したが、ゲームの開発にはプログラミングや3Dモデリングなどさまざまな知識が必要になるため、ゲームを作るためにプログラミング学習を始める子供も多いそう。
そもそもRobloxは児童用の教育ソフトから着想を得たもので、欧米ではすでにRobloxが学校教材として使用されているという。
Robloxを始めるには?
Robloxは基本無料で遊べることは先にも述べたが、プレイまでのステップも単純でアプリを「ダウンロード」「アカウント作成」「ユーザー登録」の3ステップが終わればすぐに遊べてしまう。
アプリは、Google Play・App Store・Microsoftと、どのプラットフォームにも対応しているため誰でも遊べるようになっている。
ゲームを開発する場合はRoblox Studioを、これもまた無料でダウンロードしよう。また、アイテムやアバターが欲しい場合や、収益化を考える場合には月額を払ってプレミアム会員になろう。
Roblox(ロブロックス)【ダウンロード】
・Microsoft
https://www.microsoft.com/en-us/p/roblox/9nblgggzm6wm?activetab=pivot:overviewtab
「Roblox(ロブロックス)」まとめ
Robloxは現在世界で最も流行っているゲーミングプラットフォームの1つと言えるでしょう。無料で登録できるので、まだ試したことのない方はぜひとも1回プレイしてみてください。1度プレイすればこのゲームがどうしてこれほど人気なのか納得していただけるかと思います。