39歳で医学部に合格した3児の母 その驚きの勉強法とは?!

39歳医学部合格 アイキャッチ

39歳で医学部に合格し、53歳で医師となった前島貴子氏とは

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最近話題となっている女性がいる。それが、39歳で医学部合格、53歳で医師となった前島貴子氏だ。「目の前の患者さんを何とか救いたい」という信念のもと、7浪の末に医学部に合格。3児の母でありながら、53歳で難関である医師免許試験を突破し、医師となった。2021年からは愛知県内の病院に勤務している。今回はそんな前島貴子氏の波乱の人生と、50歳を超えて医師となった彼女の驚きの勉強法を紹介していく。

波乱の人生

波乱の人生

53歳で医師となった前島貴子氏は、現在は産婦人科の医局で働く専攻医であるが、そんな彼女の人生は順風満帆とは言いがたいものであった。いったいどんな人生を歩んできたのか、その歩みをみていきたい。

前島貴子氏の医学部受験までの歩み

医学部合格までの歩み

1965年3月に島根県松江市に誕生する。小中学校の頃は精神的にうつ状態で、勉強はほとんどしていなかったため、学校での成績は学年でも下の方だったという。松江市内の女子高に進学するが、高校1年生の時に両親が離婚。

英語は好きだったのと、上京したいという思いから、松江市内の女子高卒業後は、東京女子学館短期大学英文科に進学(現在は廃校)。短大卒業後は株式会社レナウンに就職し、3年で日本航空に転職。

その2年後、故郷の松江に戻り、母親が経営する薬局を手伝う。お客と接するうちに、「心身を病む人を救いたい」と思うようになり、臨床心理士の勉強を始める。しかしその直後に父親が自ら命を絶ってしまう。「父を救えなかったことが悔しくて、自ら死を選ぶような人をなくしたい、患者を心身ともに支えたい」という思いから医学部受験を決意する。

医学部受験を決意してからは

医学部受験を決意したが、前島氏は医学部受験に必要な知識が全くなく、中学の勉強から始める。その後しばらくして、実家近くの大人も対象としている学習塾に通い始める。そこでは数学のプリントを繰り返し解き、1年で中学の基礎をマスターした。

34歳で大手予備校に入り、そこで知り合った10歳年下の男性と翌年に結婚。36歳で長女を出産。39歳で長男を出産し、同年に、藤田保健衛生大学(現・藤田医科大学)医学部に合格する。

医学部合格後も、育児しながらの進級は厳しく、2年留年。卒業するまでに9年かかってしまう。3度目の正直で国家試験に合格し、医師となる。現在は先ほども伝えたように、愛知県内の病院で産婦人科医としてはたらいている。

50を超えて難関試験を突破した驚きの勉強法とは?

難関試験突破の勉強法

前島氏は育児などもあり、50歳を超えての国家試験突破となった。しかし年齢とともに記憶力は衰えていくものである。彼女はどのようにして勉強し、どのようにして難関を突破したのか。前島氏が行っていた5つの勉強術について紹介する。

1, 中学の基礎からたたき込む

前島氏の場合は理科や数学であったが、どの科目でも基礎を理解するところから始めるのは大切だ。前島氏は「基礎からやり直したことで応用が利くようになった」と話している。

2, 隙間時間を活用

前島氏の場合は家事や子育ての空いた時間に勉強していたが、受験生であれば授業の休み時間などだろうか。とにかく空いた時間をいかに有効活用するかが勉強におけるもっとも大事なことだ。

3, 参考書や過去問は暇さえあれば読む

先ほどの隙間時間の話とも共通しているが、前島氏は、公園に子供を連れていくときも家事をするときも、テキストは肌身離さず持っていたそうだ。すべてを暗記できるまで参考書は読み続けることが重要だ。

4, 同じ問題を暗記するまで繰り返し解く

前島氏は繰り返し問題を解くことで、問題集を1冊丸ごと暗記していたそうだ。「一冊丸ごと頭に入れることで“どんな問題が出ても大丈夫”という自信にもなりました」というように、メンタル面でもよい影響があったようだ。

5, 覚えたことは誰かに説明して頭の中を整理する

これはよく言われることだが、誰かに教えることで自分の記憶も整理することができる。前島氏は医学部時代によくやっていたそうで、「医学部時代、頭に入れたことは必ず誰かに説明していました。たとえば『糖尿病はこんな症状があって、どういう治療がある』など、家族や友人に説明することで、頭の中が整理され、さらに頭の中に叩き込まれる。この繰り返しが、重要だと思います。」と語っている。

前島氏に対するネットでのコメント

ネットではこのように前島氏の努力を賞賛する声とともに、前島氏に勇気づけられ、自分も何かやりたいと思う人が出てきているようだ。

Twitterで話題となった反応

このニュースに関して、Twitterでトレンドとなったツイートがある。それが次のツイートである。

このツイートに関しては家族の支えに関して共感する声も多数あったが、「羨んでいるだけだろ」などと批判の声もちらほら見えた。また、このツイートに関する次のようなツイートもみられた。

50代以上で難関試験を突破した様々な人々・その勉強法

医学部受験を決意

「恵まれてるからできたことだろ?」という声に対して、疑問を呈するツイートだ。実際前島氏が、決して恵まれた状況になかったのは間違いないので、こういったツイートは筆者としては好感が持てる。

世の中には前島氏の他にも、50代を超えて東大入試や司法試験などの難関試験に挑戦し、合格した人々がいる。そういった人々はどういった勉強法をしているのか。3つの共通点があったのでご紹介したい。

1, 何度も何度も繰り返す

65歳で司法試験に合格した男性は、ロースクールの講義を録音し、3回は聞くようにしていたのだとか。彼によると、記憶力は工夫次第でいくらでも補えるというが繰り返し読む・聞く・解くというのはやはり大事なようだ。

2, 学習計画を立てる

東京大学に50歳で合格した女性は常に3カ月ごとに目標を設定していたのだという。たとえば、「次の3カ月までに10点あげる」といったような実現可能な目標を決めていたそうだ。前島さんもこの学習計画は立てていたようで、「達成感」につながり、努力が目に見えるので、自信にもなるという。

3, 過去問を侮らない

51歳で英検1級を取得した男性によると、「どんな試験も過去に出た問題と似たようなものが出題される」という。特に前年の問題は最近の傾向が分析でき、最も参考になるのだそう。実際受験生は過去問を絶対に解くが、傾向などを意識してとくとよりよいのだろう。

最後に

30代で勉強を始めるという事もすごいですが、しっかりと医師免許取得まで果たしてしまうその努力がすごいですね。筆者も見習いたいと思います。

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