『おかえりモネ』NHKが魅せる東北の今と未来 あらすじからキャスト紹介まで!

おかえりモネ アイキャッチ

『おかえりモネ』

メインビジュアルCOPYRIGHT©2021 KODANSHA LTD.ALL RIGHTS RESERVED.

NHKで現在放送中の連続テレビ小説 第104作品目となる『おかえりモネ』

東日本大震災から10年の節目にあたる年に、NHK東日本大震災プロジェクトの一環として、東北の現在と未来に焦点を当てた物語を制作した。

『おかえりモネ』の舞台は宮城県気仙沼市と登米市で、宮城県が連続テレビ小説の主な舞台となるのは『繭子ひとり』『はね駒』『天花』に続き、17年ぶり4度目となります。

あらすじ

宮城県気仙沼市・亀島の港町で育った永浦百音(モネ)は、高校卒業後は島を出たい一心で登米市の山林地域である米麻町に移り住み森林組合に就職する。

18歳のモネは夢や目標が無い自身に悩むある日、下宿先の家主・新田サヤカに彩雲を教えられて魅了され、気象予報士の朝岡覚と出会い天気を予測し的中させる様子に驚愕します。

モネは森林組合に正式採用されるが、父・耕治が心配のあまりモネを実家に連れ戻そうと登米を訪れる。

しかし、モネの自分で進路を見つけたい思いを聞いた耕治は亀島に帰っていきます。

同時期モネは林間学校でやってきていた小学生の一人・福本圭輔と山中で突然の雷雨に見舞われ遭難するも、朝岡と診療所の医師・菅波光太朗の電話での指示に従い無事救助される。

圭輔の父から感謝されたモネだが、菅波からは職員としての意識の低さを叱責されてしまいます。

一方で朝岡から「海を知り、山を知ろうとしているなら、空のことも知るべき」と勧められたモネは、書店で気象予報士試験の参考書を立ち読みし、合格率わずか5%の難関試験であることを知って驚きながらも、「気象予報士はいのちを守る仕事です」との文言に興味を抱き購入する。

参考書の難しさに面食らうモネだったが、気になった天気を携帯電話で撮影しては名前を調べ勉強します。

やがて8月になり帰省したモネだったが、3年前の震災の記憶が重荷になり、その表情は明るくなかった。

しかし、家族や幼馴染との日々を過ごす中で、漁師となった幼馴染の及川亮や、牡蠣の地場採苗に取り組む妹の未知、祖父の龍己との会話から、漁業と天気の予測が密接に関わっていること、登米の山を豊かにすることが気仙沼の漁業にもつながっていることを知る。

朝岡の勧めを思い出し、気象を学ぶことで人の役に立てる道があるという希望をもって亀島を後にする。

登場人物

永浦百音(ながうら ももね)

本作の主人公で愛称は「モネ」

1995年9月、台風12号の荒天で海が荒れた日に生まれた。父の影響を受け幼い頃からの音楽好きで、中学校の部活ではアルトサックスを担当した。

高校は仙台にある「仙台青葉学園高校音楽コース」への進学を目指すも、受験に受かることが出来ずに音楽の夢を諦める。

高校3年生の1月、大学受験に失敗した際は母・亜哉子から浪人の選択肢も提示されるが、家族に島を出たい思いを打ち明け、卒業後は祖父・龍己の知人であるサヤカのツテで米麻町森林組合に就職し、彼女の家に下宿する。

東日本大震災が発生した日は仙台青葉学園高校の合格発表を見るために父と出向いた本土・仙台市内で被災し、帰宅できたのは数日後だった。以来、音楽は何の役にも立たないと考え、サックスを吹くことを止めていた。

永浦耕治(ながうら こうじ)

陽気で屈託ない、百音の父。実家の漁業を継がず、地元の銀行に勤める。

若いころはトランペット奏者として鳴らし、百音が音楽と出会うきっかけを作り、娘のモネが通っていた中学では吹奏楽部の指導者をかって出る。

2人の娘のことが大好きで、故郷を離れて登米に暮らす百音が心配でしょうがない。

永浦亜哉子(ながうら あやこ)

百音の母。元教員。2014年時点では牡蠣の養殖業を手伝っている。

永浦未知(ながうら みち)

百音の2歳年下の妹。2014年時点では水産高校2年生。亮に対し好意を抱いている。

中学時はモネらに説得され吹奏楽部に入部、クラリネットを担当した。

高校2年時には地元漁業の活性のために研究者を志望。夏休みの自由研究では、大人たちが突きつける現実にもめげずに牡蠣の地場採苗の研究に取り組む。

永浦龍己(ながうら たつみ)

百音の祖父。気仙沼で牡蠣の養殖業をしている。かつては遠洋漁業をしていた。

永浦雅代(ながうら まさよ)/ 語り

百音の祖母で、本作の語り手。劇中では故人で、死後はカキに生まれ変わって登場人物たちを見守り続けているという設定になっている。

及川亮(おいかわ りょう)

百音の幼馴染で同級生。未知が通う水産高校のOB。愛称は「亮ちん」。

中学時代はモネに誘われ吹奏楽部に入部しトランペットを担当した。

高校卒業後、すぐに漁師見習いとして漁船に乗り始める。

運動神経抜群かつ気配りのできる性格のため、とにかくモテるのだが、本人は意に介せずひょうひょうとふるまっている。

百音とは幼少時から不思議とウマが合い、気心が知れた仲。実は人知れず、父親との関係に悩んでいる。

朝岡覚(あさおか さとる)

テレビで有名な気象キャスター。物腰柔らかな人物で、登米を訪れた際には百音に「気象予報は未来を予測できる世界なのだ」ということを教える。東京の民間気象予報会社で働き、各分野の「気象ビジネス」にも精力的に取り組んでいる。

キャスト

清原果耶(きよはら かな)

『おかえりモネ』の主役・永浦百音(ながうら ももね)を務める清原果那さんは2002年生まれの19歳

この作品では女優として活動しているが、ファッションモデルや歌手としても活躍している。

2014年のアミューズ新人発掘イベントにて最終審査人数3万2214人の中からグランプリを獲得し、アミューズに所属することとなった。

2015年からファッション雑誌「nicola」の専属モデルに就任し、同年の東京ガールズコレクションに出演を果たした。

2019年にヒロインを務めた映画「デイアンドナイト」では、RADWIMPS野田洋次郎の作詞・作曲・プロデュースによる主題歌「気まぐれ雲」を役名の大野奈々名義で1月25日に配信リリースし、歌手としてもデビューする。

永瀬廉(ながせ れん)(King & Prince)

主人公・百音の幼馴染の及川亮(おいかわ りょう)役として抜擢されたのは、関西ジャニーズjr.出身で現在King & Princeのメンバーとして活躍している永瀬廉。

「全角度国宝級」の異名を持つ1999年1月23日大阪生まれの22歳

2012年に親が本人に内緒でジャニーズ事務所に履歴書を送り、オーディションを経てジャニーズ事務所に所属する。

2015年、家族の転勤で東京に移住。6月5日に結成された期間限定ユニット・Mr.King vs Mr.Princeのメンバーに選ばれ、2016年以降はMr.KINGとして活動を続ける。

2018年にKing & Princeとしてシングル『シンデレラガール』で華々しくCDデビューを果たした。

2019年に映画初主演を果たすと、フジテレビのスペシャルドラマでドラマ初主演を務める

『おかえりモネ』にて連続テレビ小説に初出演を務めている。

坂口健太郎(さかぐち けんたろう)

坂口健太郎さんの役どころは東京の大学病院に籍を置くクールでドライな医師の菅波光太朗(すがなみ こうたろう)役です。

1991年生まれの29歳で主に俳優やモデルをしていて、所属している事務所はトライストーン(他に小栗旬、田中圭、綾野剛が所属)

19歳のときにメンズノンノのオーディションに応募すると見事に合格し、モデル活動をスタートする。

2014年に映画「シャンティデイズ365日、幸せな呼吸」で俳優デビュー、メンズノンノでは6月号で専属モデルとして20年ぶりに単独表紙を飾る。

2015年ドラマ「コウノドリ」で連続ドラマ初出演を果たすと、2017年には『64-ロクヨン- 前編/後編』で第40回日本アカデミー賞・新人俳優賞を受賞。

2018年4月、フジテレビ系『シグナル 長期未解決事件捜査班』で連続ドラマ初主演。

西島秀俊(にしじま ひでとし)

今作では東京の民間気象予報会社に勤める、テレビで有名な気象キャスター朝岡覚(あさおか さとる)を演じる。

西島秀俊は1971年3月29日生まれの50歳

所属している事務所はクォーターストーン(他に伊藤淳史、戸田 昌宏などが所属)

19歳のときにオーディションに合格し俳優の道に進む

1992年にテレビドラマで俳優デビューすると、新人刑事役で半年間のレギュラー出演。

1999年に役所広司と共演した『ニンゲン合格』で映画初主演を果たすと、日本プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞する。

その後、数々の映画祭で主演男優賞を受賞する。中でも2011年にイランの名匠アミール・ナデリ監督が制作・公開した映画「CUT」が、イタリアのヴェネツィア映画祭、カナダのトロント映画祭、韓国の釜山映画祭に出品され、西島は数多くの賞を受賞することとなった。

2017年にはイタリアのファッションブランド「アルマーニ」のデザイナー・ジョルジオアルマーニから指名で最高峰ライン「メイド・トゥ・メジャー」の広告モデルに日本人で初めて起用された。

高岡早紀(たかおか さき)

高岡早紀さんは、テレビ局内の社会部気象班の制作進行を束ねる報道番組の責任者、高村沙都子(たかむら さとこ)を演じます。

1972年12月3日生まれの彼女は個人事務所エアジンを2011年に立ち上げていますが、現在はジョイナス所属。

雑誌「セブンティーン」でモデルとしてデビューし、「マドラス」のテレビCMで芸能界デビューしました。

1988年にCMソング「夜のサブリナ」でアイドル歌手デビュー。89年には映画「cfガール」で映画デビューを果たすなど活動当初から様々な才能を発揮しています。

1994年公開の映画「忠臣蔵外伝 四谷怪談」では日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞した。

過去に保阪尚希と結婚していたが、高岡が布袋寅泰と不倫していたことが世間にバレて離婚した。現在は東証一部上場ダイヤモンドダイニング社長の松村厚久と結婚している。

スタッフ・主題歌

脚本 – 安達奈緒子(あだち なおこ)

安達奈緒子Copyright 2021 Netnative Inc. All Rights Reserved.

この作品を手掛けている安達さんは数々のヒット作品を世に送り出している。

2004年にフジテレビで放送されたスペシャルドラマ「冬空に月は輝く」で脚本家デビューするも、育児や主婦としての時間もあり本格的な活動から遠ざかっていたため、なかなか企画書が採用されることがなかった。

2010年代から再び活動にチカラを入れ始めると、ドラマ「大切なことはすべて君が教えてくれた」「リッチマン、プアウーマン」と連続して大ヒットドラマの脚本を手掛けた。

2019年にはNHK「サギデカ」テレビ東京「きのう何食べた?」TBS「G線上のあなたと私」の3作品を手掛け、テレビや雑誌などで2019年は安達奈緒子の年」「今もっとも勢いのある脚本家」との高評価を受けた。

音楽 – 高木正勝

高木正勝引用元:Twitter

1979年生まれの京都府出身で京都外国語大学外国語学部を卒業している。

長く親しんでいるピアノを用いた音楽、世界を旅しながら撮影した「動く絵画」のような映像、両方を手掛ける作家。

2001年アルバム『pia』を発表。以降、 国内外でのコンサートや展覧会をはじめ、映画音楽『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』『未来のミライ』、スタジオジブリを描いたドキュメンタリー映画『夢と狂気の王国』など数多くのCM音楽、執筆を手掛けている。

主題歌 – BUMP OF CHICKEN「なないろ」

今作の主題歌を務めているのは大人気ロックバンドBUMP OF CHICKEN

ドラマ主題歌を手掛けるのは2019年放送のTBSドラマ「グッドワイフ」以来2年ぶり、NHKの作品としては2016年放送のアニメ「3月のライオン」以来で約5年ぶりの起用となる。

NHKのドラマ主題歌を手掛けるのはこれが初となっていて、やさしくチカラ強い楽曲となっている。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です